アダプティブモード
このオプションで「Yes」を選択した場合、学生は小テストの受験最中でも複数回の解答を行うことができます。例えば、学生の解答が間違っている場合、学生はすぐに解答しなおすことが許されます。しかしながら、通常は評点から間違った解答ごとにペナルティが引かれます ( ペナルティの点数はペナルティ要素で設定することができます )。
このモードでは学生の解答に応じて内容を変えることのできる適応型問題を作成することができます。下記にIMS QTI仕様でどのように適応型問題 ( アイテム ) を定義するか記します:
適応型アイテムは、利用者の受験に対するレスポンスにおいて、外観または採点方法( 返答処理 ) もしくは両方に適応するアイテムです。例えば、適応型アイテムが利用者にテキストボックスへの入力を促すとします。もし、テキストボックスによる解答が十分なものでない場合、代わりに簡単な選択肢を表示して、正解に対して少ない点数を与えることができます。適応型アイテムにより問題作成者は、形成的な状況 ( 与えられた課題に関する利用者への手助け、および過程を考慮するための結果の提示 ) を提供するためのアイテムを作成することができます。
アダプティブモードでは、それぞれの問題に追加的な ボタンが表示されます。学生がこのボタンをクリックした場合、評定するためにその問題の解答が送信され、学生には評点が表示されます。問題が適応型問題の場合、学生の解答に配慮した新たな問題が表示され、多くの場合、学生に次の入力を促します。 一番シンプルな適応型問題は、フィードバックテキストともう一度受験するボタンが表示される点のみで通常の問題と違いますが、より複雑な問題では問題テキストおよび変更可能なインタラクション要素を表示することもできます。