カスタムベースラインを作成すると、特定のアップデートを展開でき、アップデートベースラインやブート可能/不可能な ISO のサイズを最小限に抑えることができるほか、環境に展開するアップデートを標準化できます。
-
HP SUM の外部に、カスタムベースラインを保存する空の新規ディレクトリを作成します。
注記: カスタムベースラインは空のディレクトリに保存してください。カスタムベースラインを作成するときに、ディレクトリ内のファイルが削除されることがなくなります。
-
[バージョン]の日付を選択して、1 や 1a など、1 文字または 2 文字の識別子を入力します。
注記: ベースラインの名前は、説明とバージョンを組み合わせて自動生成されます。
-
[ターゲットの位置]フィールドの [一覧]をクリックして、カスタムベースラインの保存先とする空のディレクトリに移動します。HP SUM は、カスタムのベースラインコンポーネントを書き込む前に、ディレクトリ内のすべてのファイルを削除します。
注記: HP SUM は、カスタムベースライン作成時の新しいディレクトリの作成はサポートしていません。HP SUM の外部で、新しいディレクトリを作成しておいてください。
-
カスタムのベースラインを使用してブート可能 ISO を作成する場合は、[ブート可能な ISO] を選択します。
注記: カスタムのブート可能 ISO を作成するには、ソースベースラインにブート可能な HP SPP または HP SUM ISO がある必要があります。
ブート可能 ISO の作成を選択する場合は、[一覧]をクリックして、HP SUM がブート可能 ISO のソースを検出できるディレクトリを選択します。カスタムベースラインのブート可能 ISO は、ソース ISO に含まれる HP SUM のバージョンを含みます。
-
ベースラインのバックグラウンドでの作成を選択した場合、進行状況は [アクティビティ] 画面で監視できます。詳しくは、「[アクティビティ] 画面の使用」を参照してください。
-
[ベースラインソース]セクションで、カスタムベースラインに追加するコンポーネントを含むベースラインを選択します。
注記: 同じコンポーネントが複数のソースベースラインに含まれていると、HP SUM はそのコンポーネントを重複して一覧に表示します。複数のベースラインから同じコンポーネントを選択した場合、そのコンポーネントをベースラインとして追加する際に HP SUM はそのコンポーネントを重複して表示しますが、ベースラインに取り込まれるコンポーネントファイルのコピーは 1 つだけです。
-
-
[CloudSystem Matrix バージョンの一致]で、カスタムベースラインを、CloudSystem Matrix のバージョンと一致させるかどうかを選択します。この操作により、Web 上で入手できる最新のマトリックスレシピを選択するか、またはローカルの
MatrixConfig.xml
ファイルを使用できます。このオプションを選択すると、アドバンストフィルターは使用できなくなります。 -
[フィルター] セクションの [コンポーネントのタイプ]で、[ファームウェア]、[ソフトウェア]、または [ファームウェアおよびソフトウェア]から選択します。
注記: ファームウェアまたはソフトウェアのアップデートのみでのベースラインを作成する場合、これらのオプションのいずれかを選択します。ファームウェアまたはソフトウェアのアップデートのみでベースラインを使用すると、ノードのファームウェアまたはソフトウェアのみが自動的に更新されます。
-
-
ベースラインに適用する [アドバンストフィルター]を選択します。選択できるフィルターについて、次の表で説明します。
フィルターの種別
オプション
アーキテクチャー
ベースラインに含めるシステムアーキテクチャーを選択します。
オペレーティングシステム
ベースラインに含めるオペレーティングシステムを選択します。
オプションのリストは、ソースベースラインで提供されます。
非サーバーデバイス
ベースラインに含めるサーバー以外のデバイスコンポーネントを選択します。
サーバータイプ
ベースラインに含めるサーバーデバイスコンポーネントを選択します。
オプションのリストは、ソースベースラインで提供されます。
注記: HP SUM は、HP SPP でサポートされているノードタイプでベースラインの作成をサポートします。
-
[ISO の作成]または [ベースラインの保存]をクリックして、ベースラインを作成します。
ユーザーがさらに別のカスタムベースラインを作成する場合にも対応できるように、[ISO の作成]または [ベースラインの保存]をクリックしても、[カスタムベースラインの作成] 画面は閉じません。
重要: 多数のコンポーネントを含むカスタムベースラインは一度に 1 つだけ作成するようにしてください。
|
|
注記: カスタム ISO を作成した場合、HP SUM がファイルを検出できるように ISO をシステムにマウントしてから、そのディレクトリをベースラインとして追加する必要があります。詳しくは、「ベースラインの追加」を参照してください。 |
|
|