HP Smart Update Managerバージョン3.2.0からは、IPv6ベースのネットワークでリモート ターゲットにインストール(Windows®およびLinuxターゲット サーバーが対象)を行えます。IPv6ネットワークでのHP Smart Update Managerの使用は、IT管理者にとって困難な課題です。
Windows®ベースのサーバーがリモート ターゲット サーバーと通信するために、HP Smart Update Managerは、既存の認証情報またはユーザーが入力するユーザー名とパスワードを使用して、admin$共有に接続します。この共有は、Windows Server®が自動で設定する共有です。HP Smart Update Managerは、admin$共有に接続すると、インストールの実行中に使用するサイズの小さいサービスをターゲット サーバーにコピーします。このサービスが開始されると、HP Smart Update Managerはこのサービスを使用してローカル サーバーとリモート ターゲット サーバーとの通信を行います。このプロセスの実行中、HP Smart Update ManagerはWindows®のファイアウォールでポートを開きます。これにより、HP Smart Update Managerは、SSL経由でSOAPコールを使用してローカル システムとリモート システムとの間でデータをやりとりできるようになります。これらのポートは、HP Smart Update Managerで許可されるポートで定義します。インストールが完了するかまたは取り消されると、HP Smart Update Managerはリモート サービスを停止し、ターゲット サーバーからサービスを削除し、Windows®ファイアウォール上のポートを閉じてから、ターゲット サーバーのadmin$共有への共有を解除します。
Linuxベースのサーバーがリモート ターゲット サーバーと通信するために、HP Smart Update Managerは、ユーザーが入力するユーザー名とパスワードを使用して起動し、ターゲット サーバーへのSSH接続を確立します。HP Smart Update Managerは接続後、インストールの実行中だけに使用するサイズの小さいサービスをターゲット サーバーにコピーします。このサービスが開始されると、HP Smart Update Managerはこのサービスを使用してローカル サーバーとリモート ターゲット サーバーとの通信を行います。このプロセスの実行中、HP Smart Update Managerはiptablesファイアウォールでポートを開きます。これにより、HP Smart Update Managerは、SSL経由でSOAPコールを使用してローカル システムとリモート システムとの間でデータをやりとりできるようになります。これらのポートは、「HP Smart Update Managerでのポートの有効化」に定義されています。インストールが完了するかまたは取り消されると、HP Smart Update Managerはリモート サービスを停止し、ターゲット サーバーからサービスを削除し、iptablesファイアウォールのポートを閉じてから、ターゲット サーバーへのSSH接続を終了します。
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