トレースディレクトリの収集

問題のサポートで Hewlett Packard Enterprise にお問い合わせいただく場合は、GatherLogs ユーティリティを実行してください。GatherLogs は、HP SUM と同じディレクトリにあります。

HP SUM は、内部プロセスおよびデバッグ情報を含む一連のデバッグトレースログを生成します。これらのログは、HP SUM の障害の確認に役立てることができます。トレースディレクトリは、/tmp/HPSUM ディレクトリ(Linux)および %temp%\HPSUM ディレクトリ(Windows)に格納されます。HP SUM は、HP SUM が更新する機能およびノードごとにトレースディレクトリを作成します。

HP SUM は、GatherLogs.bat(Windows)または Gatherlogs.sh(Linux)という名前のユーティリティを備えており、すべてのログを使用して圧縮ファイル(Windows では.zip、Linux では tar.gz)を作成します。ログファイルを参照する必要がある場合は、このユーティリティを実行して 1 つのファイルにすべてのログを収集できます。

HP SUM をオフラインモードで実行している場合は、次の手順に従ってトレースディレクトリとログを収集します。

  1. HP SUM をオフラインモードで起動します。

  2. CTRL+ALT+D+B+X を押して、HP SUM GUI からコマンドプロンプトを起動します。


    [注記: ]

    注記: 約 30 秒待つと、HP SUM の GUI ウィンドウ上にコマンドプロンプトが表示されます。


  3. ディレクトリを HP SUM の実行元ディレクトリに切り替えます (例:cd /mnt/bootdevice/SPP2012060B/hp/swpackages)。

  4. ./gatherlogs.sh と入力して、HP SUM のログを収集します。すべてのログは、HP SUM が格納されているディレクトリ内、または一時ディレクトリ内(HP SUM のディレクトリが読み取り専用の場合)の .tar.gz ファイルに収集されます。ログファイルの名前は、HPSUM_Logs_$(日付時刻).tar です。

  5. ログを別のコンピューターで参照する場合は、リムーバブルメディアに保存します。

HP SUM は、以下の場所にログを格納します。

ログ Windows ディレクトリ Linux ディレクトリ
ユーザーレベルのログ C:\cpqsystem\hp\log /var/hp/log
デバッグログ %temp%\HPSUM /tmp/HPSUM
必要なときに HP SUM バイナリのローカルコピー * %temp%\localhpsum tmp/localhpsum
リモートノードファイル admin$\temp /tmp/HPSUM

* HP SUM 6.3.0 以降では、HP SUM がネットワークマウント共有または読み取り専用の場所から起動されるときに、バイナリおよびサポートファイルのローカルコピーが作成されます。これにより、アップデート中の HP SUM の中断のないアクセスが可能になります。


[注記: ]

注記: Linux システムで、上記の場所でログが見つからない場合は、ディレクトリ /var/cpq/Component.log を確認してください。