teTeX は /usr/local/teTeX というディレクトリにインストールされますが、ファインダからは見ることができません。けれどもインストーラは、このディレクトリのシンボリック・リンクを /Library/teTeX に作ります。なので teTeXの ファイルを調べるには /Library/teTeX に行きます。
teTeX についてのドキュメント類は /Library/teTeX/share/texmf/doc/tetex にあります。特に、次のファイルを調べてみてください──
Gerben Wierda さんによる Mac OS X への移植についての追加のドキュメント類は次の場所にあります──
追加のクラスファイルやフォントなどを teTeX そのものに格納しておくことができます。けれども teTeX は所有者がルート・ユーザになっており、/usr/local/teTeX にあるのでファインダからは見ることができません。さらに言えば、このディレクトリはいじらずにおくほうがいいでしょう──後に新しいバージョンがリリースされたときにアップグレードが簡単にできますから。teTeX のディレクトリ構造とまったく同じ物をユーザのライブラリ・フォルダに作り、そこに個人的なファイルを入れておくのがよいでしょう。
ファイルは適切なディレクトリに置いてやらねばなりません。teTeX は TeX ワーキンググループの考案したディレクトリ構造を用いています。new.sty という名前の特別なスタイルファイルを、LaTeX で使えるように追加したいとします。teTeX の中を見ると、このファイルを収める自然な場所は以下のようだとわかることでしょう──
ということで、ホーム・ディレクトリのライブラリ・フォルダ内に、次のような一連のサブディレクトリを作成してください:
そのうえで「new.sty」をこの misc ディレクトリに格納します。