「ウインドウ」メニュー下には「LaTeX パネル...」という項目があります。この項目を選択すると数多くの数学記号、ギリシア文字、国際文字、それにタイプセット環境などを含むパネルが開きます。シンボルをクリックすると、それに応じたテキストが LaTeX のソースファイルに挿入されます。この素晴らしいパネルは Geoffroy Lenglin( geoffroy.lenglin@m4x.org )さんによって作られました。

LaTeX パネルにあるシンボルの中には、ソースファイルの冒頭に、次の1行が必要となるものもあります。

\usepackage{amssymb}

パネルの動作はカスタマイズすることができます。初めて起動するときに TeXShop は、~/Library/TeXShop/LatexPanel/completion.plist というファイルをユーザ個人のライブラリ・フォルダ内に作成します。このファイルはごく普通のテキストファイルなので TeXShop で開いたり編集したりできます。ファイルには、パレットの項目が選択された際にソースコードに挿入される文字列がすべて書かれています。文字列に #SEL# が含まれているときは、これを現在の選択部分と差し替えた文字列が挿入されます。文字列が #INS# を含んでいれば、文字列が挿入された後カーソルがこの位置に来ます。パネルの動作を変更するには、completion.plist を編集してください。

plist ファイルを編集するのはいくぶん裏技的なことです ; そのことについてはこのヘルプファイルの終わりにある事項を参照してください。ユニコード文字を使用するのであれば、かならず UTF-8 形式で編集し保存するようにします。

ユーザは completion.plist を編集することで最大16個までの項目を LaTeX パネルに付け加えることができます。これらは LaTeX パネルの「カスタム」というサブパネルに表示されます。項目追加に関しての詳細は completion.plist 内のコメントを参照してください。

基本的なヘルプ
Latex パネル