コンポーネントの構成

一部のコンポーネントでは、必須またはオプション構成の設定を行います。構成パラメーターには、コンポーネントを正しく構成するために必要な情報や、コンポーネントでソフトウェアをインストールするために必要なパスワードも含まれます。[ベースラインライブラリ] 画面で、コンポーネントオプション、インポートオプション、およびエクスポートオプションを変更します。

入力ファイルを使用する場合も、コンポーネントの構成を行えます。構成ディレクトリをベースラインにコピーし、そのベースラインを HP SUM セッションに追加すると、HP SUM はインベントリプロセス時にその構成設定をインポートします。

HP SUM 6.0.0 以降は、構成設定を以前のバージョンとは異なる方法で保存します。HP SUM は、コンポーネント内に構成設定を保存しなくなります。設定は、HP SUM のデータベースに保存されます。以下の場合にコンポーネント設定を再構成する必要があります。

  • clean-cache ユーティリティを実行した。

  • コンポーネントをローカルホストで構成し、HP SUM で設定した後にその構成をベースラインディレクトリにエクスポートしない場合は、コンポーネントファイルをリモートサーバーにコピーします。

コンポーネントを構成するには、以下の手順に従ってください。

  1. [ベースラインライブラリ] 画面で、使用するベースラインを選択し、[修正]を選択し、構成設定を提供するコンポーネントが上部にフィルターされるまで [構成の状態]を選択します。

  2. 構成する各コンポーネントに対して [構成可能]を選択します。

  3. 構成設定を入力し、[HP SUM に保存]をクリックして、コンポーネント設定を現在の HP SUM データベースに保存します。

    構成する各コンポーネントについて、これらの手順を繰り返します。


    [注記: ]

    注記: 構成オプションは、コンポーネントごとに異なります。



[注記: ]

注記: HP SUM 7.x では、SPP 2013.09.0(B) より前にリリースされたコンポーネントの構成をサポートしていません。これらのコンポーネントを更新するには、HP SUM 5.3.5 を使用してください。


コンポーネントを構成した後のファイルのエクスポート

HP SUM 7.2.x 以降では、コンポーネントを構成して、選択した場所にコンポーネントの構成をエクスポートできます。エクスポート後、これらの構成設定を別の HP SUM セッションにインポートできます。また、コンポーネントを HP SUM の外部に展開する場合やリモートノード上の HP SUM を使用して展開する際に、エクスポートされたこれらの構成パラメーターを使用してコンポーネントを構成することもできます。これにより、コンポーネントを 1 回構成するだけで、その構成を再利用できるようになります。

エクスポートされた構成ファイルまたはスクリプトは、< コンポーネントファイル名 >_conf という名前のディレクトリに保存されます。ディレクトリには、構成ファイルまたはスクリプト、ならびに HP SUM の外部で構成を使用してコンポーネントを展開する方法に関する手順を含む README ファイルが含まれています。HP SUM は、構成ファイルまたはスクリプトをコンポーネントとは別の位置に保存して、コンポーネントのセキュリティ署名の破壊を防止します。

コンポーネントを構成し、コンポーネント構成をエクスポートするには:

  1. [ベースラインライブラリ] 画面で、使用するベースラインを選択し、[コンポーネント]を選択し、構成設定を提供するコンポーネントが上部にフィルターされるまで [構成]をクリックします。

  2. 構成する各コンポーネントに対して [構成可能]を選択し、構成設定を入力します。


    [注記: ]

    注記: 構成オプションはコンポーネントによって異なります。


  3. [保存してエクスポート]をクリックし、コンポーネント構成を保存するディレクトリを選択します。構成ファイルにユーザー認証情報を含めるかどうかを選択します。HP SUM は、エクスポートされたコンポーネントに基づく名前のディレクトリを作成します。この名前は、< コンポーネント名 >_conf です。[アクティビティ] 画面には、構成ファイルが保存されたアドレスが表示されます。

    HP SUM には、スタンドアロンモードでコンポーネントを展開する方法に関する手順を提供する README ファイルが含まれています。


    [重要: ]

    重要: HP SUM は、ユーザー認証情報も含む構成設定を、コンポーネントが使用できるプレーンテキストファイル形式で保存します。


  4. [保存]をクリックします。構成データは、HP SUM のデータベースに保存され、適切なファイルに書き込まれます。

    構成する各コンポーネントについて、これらの手順を繰り返します。

HP SUM への構成のインポート

コンポーネントを HP SUM の別のセッション、または別のサーバーからコピーしたベースラインで構成した場合は、GUI にこれらの設定をインポートできます。


[注記: ]

注記: ベースラインと同じディレクトリにベースライン構成ディレクトリを保存した場合、HP SUM は、ベースラインライブラリにベースラインが追加されるときに自動的に構成設定をインポートします。


  1. [ベースラインライブラリ] 画面で、使用するベースラインを選択し、[修正]を選択し、構成設定を提供するコンポーネントが上部にフィルターされるまで [構成]をクリックします。

  2. コンポーネントのリストを下にスクロールし、保存したファイルから構成する必要がある各コンポーネントに対して [構成可能]を選択します。

  3. [インポート]をクリックします。

  4. 構成ファイルを保存したディレクトリを選択し、[開く]をクリックします。


    [重要: ]

    重要: HP SUM は、インポートされた構成データを自動で保存する際に、既存のコンポーネント構成を上書きします。


    構成する各コンポーネントについて、これらの手順を繰り返します。